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Best name

第12章 輝く季節の中で

『私も…リョウキみたいな

スポーツ万能の人になりたかったな~

なんであんな何でもできるの?』





ヨロヨロと自転車を漕ぐアイルが

段々と・・・様になってきた





『さぁな~、ガキの頃ならある程度

なんでもこなしちまうしな

あとは好き好きもあるだろうけど』






『でも、人に教えるのだって上手だし

先生やろうとかって思……~って

・・・えっ???』








会話に夢中になったアイルが

不意に振り向く











ヤベ・・・・・・バレた???












オレはすでに











50メートルほど後ろにいる(笑)






『ちょっ・・・まっ…~・・・


・・・・・・キャーーー!!!!!』








アイルがキレイに


オレの前でひっくり返った








『~~;💧・・・芝生でよかった…』







『りょーきぃ・・・ひどぃ…』





『乗れてただろ?乗れるんじゃん♪(笑)』




『~~二度とのらないっ・・・!;💧』








完全に二人きり。







普段まわりにいる人も誰もいない


初めての時間








『ここ、お料理美味しいね』




『あぁ。…ま、オレ・・・

アイルの料理のが好きだけどな』






『~ハズカシイよ;💧・・・けど…アリガト』







尊い時間は・・・あっという間に過ぎる








アイルが〃夢みたい〃と言った旅行は


オレにとっても


夢のような時間になっていた








また新しい

アイルの沢山の顔を見て・・・







『リョウキ・・・ありがと』





『…これから

色んな所に行こう?

・・・二人で』







『うん…っ』









アイルには…



これから先

楽しい事が沢山待ってるよ




・・・必ずだ

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