
Best name
第11章 明日への勇気
後で聞くことになる話
ここだけの話だが
マナさんは
あの後ソウタさんに話を聞いて
そのまま壊れてしまうのではないかという程に
取り乱し、泣き叫んで自分を責め続けたそうだ
あの時…すぐにでも自分が
アイルを探しに行っていれば、と
オレもそれは真っ向否定だし
ソウタさんも否定してなだめ続けたが
マナさんは自分を責め続けたらしい
『アイルごめん、アイルごめん』と
ずっと泣き止まずに
そして夜通し付き添い明けのソウタさんに代わり
休日である今日
動物たちの世話をしに行ってから
アイルの元に駆けつけてくれたのだ
そんな様子など微塵もアイルにみせず
ルナに噛まれた傷までネタにして
アイルの前では
いつも明るく頼れる、優しいお姉さん
まったく大した人だ
とてもかなわない
アイルと言いマナさんと言い…
この全く別タイプの二人の女性を
女の人ってスゲーな、とオレは改めて尊敬した
マナさんの背中を黙ってさする
『~~っ…ぅっ…うっ』
『マナさん…大丈夫ですよ。アイルにはいつも
頼もしい味方が…〃家族〃がいますから』
アイルの体調は大きく問題もないようで
食事もとれることになり
3人でマナさんのお弁当を食べた
『リョウキ、これも食べる?』
『ん、いいからアイル自分の取れよ』
『モグモグ…ん?アイ~~!そりゃないっしょ
あんた~!そこは「ハイ、あ~ん」でしょ♪』
『グホッ…;』
〃また何を言うかこの人は…(汗)〃
『えっ…?…な、なんで…そんな…』
アイルが顔を赤くする
…はずみでオカズ落としてるし
『ふっふ~ん♪アイル~?
リョウキは愛と名誉の負傷中よ?
そんくらいの勲章もらってもバチ当たんない
でしょうがっ?(笑)』
『ゴホッ…;』
〃そんなこと…言われると…何かと気まずいんだけどなマナさんよぉ…(汗)〃
『さ…サンドイッチは…片手で食べれるし…』
モジモジとアイルが小さく反論する
『甘いっ!甘いよぉ♪んもぉ~これだからぁ
ア~イルンルンは~』
『~~~…』
『ゴホッ…ま、ま、マナさん?仮にも病人…~』
詰まり気味のオレとアイルをみて
マナさんが楽しそうに笑う
『二人してぇ~♪
チョ~ シャイなんだね~
ウッケるぅ~~♪』
…ウッケるぅ~♪
…じゃねーよっ!(汗)
このねぇーさん!(笑)
ここだけの話だが
マナさんは
あの後ソウタさんに話を聞いて
そのまま壊れてしまうのではないかという程に
取り乱し、泣き叫んで自分を責め続けたそうだ
あの時…すぐにでも自分が
アイルを探しに行っていれば、と
オレもそれは真っ向否定だし
ソウタさんも否定してなだめ続けたが
マナさんは自分を責め続けたらしい
『アイルごめん、アイルごめん』と
ずっと泣き止まずに
そして夜通し付き添い明けのソウタさんに代わり
休日である今日
動物たちの世話をしに行ってから
アイルの元に駆けつけてくれたのだ
そんな様子など微塵もアイルにみせず
ルナに噛まれた傷までネタにして
アイルの前では
いつも明るく頼れる、優しいお姉さん
まったく大した人だ
とてもかなわない
アイルと言いマナさんと言い…
この全く別タイプの二人の女性を
女の人ってスゲーな、とオレは改めて尊敬した
マナさんの背中を黙ってさする
『~~っ…ぅっ…うっ』
『マナさん…大丈夫ですよ。アイルにはいつも
頼もしい味方が…〃家族〃がいますから』
アイルの体調は大きく問題もないようで
食事もとれることになり
3人でマナさんのお弁当を食べた
『リョウキ、これも食べる?』
『ん、いいからアイル自分の取れよ』
『モグモグ…ん?アイ~~!そりゃないっしょ
あんた~!そこは「ハイ、あ~ん」でしょ♪』
『グホッ…;』
〃また何を言うかこの人は…(汗)〃
『えっ…?…な、なんで…そんな…』
アイルが顔を赤くする
…はずみでオカズ落としてるし
『ふっふ~ん♪アイル~?
リョウキは愛と名誉の負傷中よ?
そんくらいの勲章もらってもバチ当たんない
でしょうがっ?(笑)』
『ゴホッ…;』
〃そんなこと…言われると…何かと気まずいんだけどなマナさんよぉ…(汗)〃
『さ…サンドイッチは…片手で食べれるし…』
モジモジとアイルが小さく反論する
『甘いっ!甘いよぉ♪んもぉ~これだからぁ
ア~イルンルンは~』
『~~~…』
『ゴホッ…ま、ま、マナさん?仮にも病人…~』
詰まり気味のオレとアイルをみて
マナさんが楽しそうに笑う
『二人してぇ~♪
チョ~ シャイなんだね~
ウッケるぅ~~♪』
…ウッケるぅ~♪
…じゃねーよっ!(汗)
このねぇーさん!(笑)
