
Kissからはじめよう SO & AN
第66章 Happiness2 和也
「あ、うん。緊張はしてるけど不安はないよ?何と言っても、親は子供の幸せ願うものだからね。俺達さえしっかりしてればきっとわかってくれる、って信じてる」
「あ、・・・そ・・・」
「愛があれば大丈夫。頑張ろうね、和くん」
笑顔でガッツポーズをするまーくん
まーくんのこのポジティブさには毎度驚かされる
でも、この明るさ、前向きさにいつも救われるのも事実だ
「うん、頑張ろう。愛は溢れるほどあるから、てか、ばんばん溢れ出てるもんな。きっと上手く行くよな」
「うんうん、愛こそすべて!大丈夫、和くんのために俺がいるから!」
弾けるような笑顔に勇気をもらい
最後にまーくんの手をぎゅっと握り、
幸せな予感一杯で 俺は自分ちの玄関に手をかけた
END
