
Kissからはじめよう SO & AN
第64章 愛を叫べ!14 和也
そんな時、今の俺には闘う武器が無い
聞きたくない言葉は聞こえないふりでやり過ごすしかない
でも、合格率の低い、会社でも数人しか持ってないような高度な資格を取ったら?
仕事で、無くてはならない存在、みんなに一目置かれる存在になれたら?
そうなったら、陰でこそこそ言われても、俺言い返してやれる
「悔しかったら仕事で負かしてみなよ」って
なんならまーくんのことも自慢してやるよ
「そんじょそこらに居ない、最高のパートナーに恵まれたから、今の俺があるんだ」って
・・・それじゃダメなの?
確かに、不確定要素ばかりで、将来の保証はないかもしれないけど・・・
まーくんは こんな俺の事 待っててくれないの?
こんな俺の事を待つほどの気持ち、まーくんにはない、ってこと?
