
Kissからはじめよう SO & AN
第55章 愛を叫べ!5 雅紀
5-2
「とりあえず、ここはまーくんの奢りな」
「え?・・・あ、うん・・・」
そんなことを言う和くんは 俺を見てニヤッと笑う
その顔を見て、あぁ、俺の気持ちを軽くするために わざと言ってくれてるんだ、
とわかった
「そんな気にすること無いよ。もとはと言えば正直に言わない先輩が悪いんだし。
まぁ、気を遣ったつもりが裏目に出たみたいだけど、あの二人なら大丈夫」
「うん・・・ありがと・・・」
「・・・どうする?もう少し呑む?それとも帰る・・・?」
「・・・・・・」
