
Kissからはじめよう SO & AN
第33章 楽園6 雅紀
「あ、アレは、単なる勢いってゆーか、好奇心ってゆーか」
「まーくん、大人缶初めてなの?」
「初めてだけど・・・え、和くんは買ったことあるの?」
「大学の時、友達が悪乗りして俺の二十歳の誕生日プレゼントに、って買ってきて
、興味津々、みんなで開けたよ」
「へー、何が入ってた?」
「ふふ・・これ開けてみれば?」
「あ、うん・・・缶切りで開けるのかな?」
「そうそう」
今から とってもとっても大事なことをするつもりだったのに、
何で俺はいろんな引き出しさばいて 缶切り探してるんだろう?
そんなことを考えながらも、まぁ確かにこっちも興味あるからいいか・・・と
見つけた缶切りでキコキコと蓋を開け、中のものを出していくことに。
