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えっちの経験値

第9章 忘れた方がいいですか?

「医大には裏口入学ですか?なーんてッ」
「おっと。見掛けで判断するんじゃないッ。
こう見えても俺は心臓外科を目指してるんだぜ」
「はいはい。すごいすごい」
「棒読みやめれッ」

誰もカラオケを唄わずにして
場は盛り上がっていた。

私も一応は笑ったり相槌を打ったりする。

「つまんねーよな」

正面に座る笹野が呟く。

どう考えても私に向かって
言っているとしか思えない。

「俺もだけど」

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