
ビタミン剤
第13章 ぼくのペット
「潤、お漏らししたみたい。こんなドロドロにして
あーあまだとまんないの、よっぽど溜まってたんだね。」
「あ…ンぁ…ぁんん…はぁ」
息があがり焦点が定まらないまま覆い被さるようにして見つめてあげると、潤の長い睫毛が静かに目蓋を重ね合わさっていく。
だらりと脱力してた両腕が肩口から背中へ、そして
俺の首にゆっくりと絡みついてくる。
睫毛に溜まりだした雫が表面張力の働きによって真珠の粒のようにちいさくまるまって、潤の白い頬を伝いながらこぼれ落ちる。
「あ…ぁ…翔…俺…のこと、ぜんぶ所有して
ずっと…翔だけ…感じてたい…」
「潤は俺のモノだし、俺は潤だけのモノ。
そうだよ俺だけを見て、俺だけを感じてな。
約束する、ずっとおまえを所有してやる。」
「…翔ぅ…ぁう、ショ…しょう
んぁ…っあ…ぁあ…ぃあっああっ。」
潤の両脚が俺の腰に絡まってきて奥深くまで誘い込んでくる。無遠慮に腰を叩きつけて潤の眦から幾粒もの真珠のきらめきがこぼれ落ちる光景に見惚れながら、熟れきった蕾の搾り取るような蠢きに腰を震えさせ更に激しく揺さぶり続けて、潤の直腸めがけて何度目かの有りったけを注ぎ込んでやった。
意識を飛ばしてベッドへ脱力した潤はまるで花首からぼとりと落ちた大輪の花
夜の度にその花を散り落としても
この愛らしい愛玩動物は
毎夜あでやかな至高の花を咲かせてくれる
潤、おまえの望み通り
お前の中に俺のありったけの種を注ぎ込んでやるよ
