キラキラ
第20章 🌟🌟
「ん……っぁん」
俺の手の動きに呼応するようにカズの体がはねる。
可愛い。
控えめに喘ぐ声がたまらない。
手のひらのなかで、ぴくびくしているものに、そっと口を近づけたら、カズは、あわてるように腰をひいた。
「だめっ……サトシ…」
「どうして?食べたい」
「……そんなっ……綺麗な顔でやめて…っ」
「理由になってない」
言って、そっと頬張ったら、
「んんっ……あああっ」
カズが高い声をあげた。
危うく、その声だけで、俺の方がイッてしまいそうになった。
……なんていう声だすんだよっ
ぐんっと張りつめたものに舌をはわせると、それだけで、押し広げたカズの足が、ぶるぶる震え出した。
あまり、口ではしたことがないから、久しぶりにする行為に俺も興奮してきてる。
指で擦りあげながら、舌を出して、みせつけるように舐めあげた。
カズの中心がこれ以上ないくらい硬度を増した。
「い……ぁああっ」
カズが顔をグーで隠しながら、激しく首を振った。
「……サトシ……だめ……出るっ……」
「いいよ。出して」
「だめだって……!」
カズの泣きそうな声に、俺はドキドキした。
いつも、すまして俺の後ろに控えてるカズが、俺のすることにこんなにも乱れてる。
抱くたびに、抱かれるたびに、どんどん愛しさがこみあげる。
ああ……俺はこんなにもカズが好きなんだな。
あたたかい気持ちにすらなりながら、先端をちゅうっと吸い上げたら、
「っ……やっ……あああっ」
カズが小さく悲鳴をあげたと同時に、口のなかにカズの味が広がった。
何度もほとばしるそれを、目を閉じて受け入れた。カズの体の分身だ、と思うだけで、嬉しかった。
最後まで受けとめ終わると同時に、カズは、すごい勢いで起き上がって、俺の頬を両手で包んだ。
「……ちょっ……出して!吐いて!」
「……っ……けほっ」
だけど、俺は、カズの勢いにおされ、ゴックンと飲み込んじゃった。
つか、もともと飲んじゃうつもりだったんだけど。
「そんなもん飲んだらだめだって…!」
真っ赤になりながら、咳き込む俺の背中をさすってくる。
「ちがっ……けほっ……お前が急に起き上がるからびっくりして……変なとこはいった……こほっ」
けほけほする自分と、焦るカズの姿は、我ながら笑える。
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