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Perfect Romance

第5章 一歩前へ


「付き合って…くれる?

これからは…恋人と、して」

最後の確認、…いや、もう一度聞きたい

繋いでる手が熱い


「……はい」
にのが、照れ臭そうに
だけどこれ以上ないくらいに

…可愛く頷いた


どうしよう
俺、嬉しすぎて泣きそう

「…ありがとう、にの」
声が震えてるけど、止まんないや


にのが何も言わずにハンカチで俺の目許を軽く抑えた

「泣かないでよ…」
少し困ったように笑っている

「だって嬉しいんだもん」
俺がそう言うと

「ふふ、…本当面白いね、相葉さん

でも、そんなとこに惹かれたのかな、俺」
今度は目を細めた


いやあのね
今そんな事言わないで

これ以上言われたら嬉しすぎて
俺、暴走しちゃうから



「改めて…よろしくね、相葉さん」

何だかいきなり素直になったにのが、またまた可愛い

俺に心を許してくれたからなのかな


普段、信仰なんてないけど
今日だけは言いたい




神様ありがとう

俺、絶対にのを大事にします


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