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Perfect Romance

第21章 さよならは言わない


俺が教育係!?


櫻井さんみたいに冷酷かつクールに
…そして “鬼の二宮“ って呼ばれるの?!


何言ってんの
無理に決まってるでしょ!

無理無理無理無理……っ

「ふはっ、何だよその顔」
櫻井さんが吹き出すと、大野さんまで俺を見て笑いだした

「にの、ふ…ははっ」

「え?え?…なに?」

笑ってないのは後ろから抱き締める相葉さんだけで

焦っている俺の顔がそんなにおかしかったのか、なかなか笑いが止まらない二人を見て

「相葉さん…意味分かんないんだけど…」
情けない声で相葉さんを見上げた

「ん?俺もさっぱり……しばらくほっとこ」

相葉さんが俺の体を抱き直して、顔がしっかり見える位置に移動すると


「かずは…?もう、大丈夫?」
心配そうに俺を見つめてきた


「うん、…もう、何か吹っ切れた」
…この、バカ笑いしてる二人見てたら

一生の別れって訳じゃないし、会おうと思えば会えるんだって思えてきて


…それにさ、泣いてるより笑ってる方がいい



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