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Perfect Romance

第20章 秘密?の社員旅行



枕にしていない手を、かずの頬に添える

「大ちゃんも可愛かったけど…

かずの方が絶対に可愛い」

チュッとおでこにキスをする


「俺はもう、女装なんかしないからね」
かずが擽ったそうに目を細めた


「あのナースは超可愛かったけど

…そんなのしなくても、充分可愛いよ」

今度は鼻の頭にキスをした

「可愛いなんか言われても、嬉しくないんだけど」

「じゃあ、色っぽい」

「ばーか」
軽く、俺のおでこを小突いた

…まんざらでもないくせに
だってかず、嬉しそうな顔してる

その顔が可愛いんだって

俺だけしか知らない、その顔が



仕事中のかずの顔は、翔ちゃんしか知らないってのはちょっと悔しいけど

…これは、あの写真をネタに使って翔ちゃんに頼もうかな

だって、かずの事は全部知りたい
毎日「好き」が増えていくんだもん


同棲までの "1年待って" ってのだって
ホントにツラいのに

でもそこは、俺も我慢するよ?


だから、それ以外の事に関しては
もっともっと、貪欲になるからね


「かず、愛してる」
「…ありがとう」


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