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Perfect Romance

第20章 秘密?の社員旅行




「ん……」

腕の中のかずが身動ぎして、俺もそこで目が覚めた

風呂を出た後、結局起きる事のなかったかずをベッドへ運んで
そのまま一緒に眠ったんだ


「起きたの…?」
「ん…」

「体、大丈夫…?」
俺の言葉に、ポッと顔を赤らめると

「大丈夫…」
かずは消え入りそうなくらい小さな声で答えた


腕枕のまま、何となくまったりと過ごす



「大野さん…」
「え?」

いきなり出た大ちゃんの名前

「可愛かったね…」

何かと思ったけど、…すぐにあの写真の事だと気が付いた

「相葉さん、すごく嬉しそうな顔だった」
拗ねたように唇を尖らしている



「かず、あのね」

俺は、旅行の宴会での一部始終を隠す事なくかずに話した

…大ちゃんから聞いていた翔ちゃんの事も

翔ちゃんちで話した内容をより掘り下げて、全て話したら


「いいよ、もう」
かずがクスクス笑いだした

「俺も、見たかったな。…大野さんの女装」
"写真であれだけ可愛かったら、実物はもっとだろうね"

…なんて言い出した

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