
Perfect Romance
第19章 HappyHappybirthday!
「かずが、選んでくれたの?」
「え、うん
…お店の人に相談はしたけど」
「毎日着けなきゃ」
「汚れるから」
結局選んだのは、オーソドックスなネクタイ
身に付けるものが欲しくて、…それを見て
「俺からだ」って思って欲しくて
女の子ならネックレスとか、色々思い付くけど
相葉さんはあまりそう言うの付けないし
最初に見たタイピンは
何度か「無くしたーっ」て騒いでるのを知ってるから、やめた
それに、店員さんからの
ー…大切な方への贈り物なら、刻印はいかがですか?
このブランドでしたら、それが出来ますよ
この言葉が、決め手になった
「後ろ、見て?」
ネクタイを嬉しそうに眺める相葉さんに、声を掛ける
「後ろ…?」
言われるままにそれを裏返した相葉さんは
え、と言う顔をして固まった
《I always want to be your side
from.k》
ー…私はあなたの傍にずっといたい
