
Perfect Romance
第16章 告白
彼女を信用してたから、その時のショックは大きくて
彼女の口からも
ー…メールとか、マジ迷惑だった
とか散々言われて
まだコドモな俺は一気に人間不振に陥った
それからは、同性異性問わずに人を信用出来なくなって
表面的な友達以外、作るのをやめた
それなりに付き合った女の子もいたけど、やっぱり裏切られるのが恐くて、深入りしないようにしてたら
いつしか皆俺から離れていった
だから、人に興味を持つ事も避けてたし
自分を晒けだす事も出来ないまま
今の自分になった
「…だから、櫻井さんたちがどうとかじゃなくて
自分がまだ、そこに捉われてるだけなんです
相葉さんの事も、…好き、だけどどうしても」
かずが、少しだけ俯いて唇を咬んだ
当時のかずの心情を思ったら、俺はもう泣きそうで
…ってか
「泣くなよ…」
翔ちゃんに言われて気付いた
俺、とっくに泣いてた
「泣きたいのは俺でしょ」なんて、かずは呆れてるし
「にのぉぉぉっ!!」
…大ちゃんは号泣してるよ
