
Perfect Romance
第15章 祭りのあと
「本当ごめん…」
「もう、あんな事しないって約束しろよ」
「うん、絶対しない」
「約束したからね」
全然俺は気付いてなかった
…かずが下を向いてニヤッとしたり顔をした事に
お腹が空いたからと、途中でラーメンを食べて
打ち上げじゃないけど飲みたいね、ってコンビニで色々買い込んで
かずの家に着いたのは、すっかり暗くなってからだった
お互い順番に風呂に入って
二人とも完全にくつろぎモードに入ってから
改めて「お疲れさま」の乾杯をした
特にかずは、お祭り事嫌いな上に色々な目にあってるから相当疲れてるだろうと思う
缶が2本目に入ってすぐに、もう目がうつろになってきている
その無防備な顔も、一気に幼さを感じさせるから
…と言うより表情がくるくる変わるから、目が離せなくなる
「かず、眠いの?」
隣に座る俺寄りかかってきた
「ん…何か疲れた」
「いいよ、そのまま寝ちゃいな」
かずの思うままに凭れかけさせてやると
目を閉じたかずはすぐに規則正しい寝息を立て始めた
