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Perfect Romance

第13章 アブナイ夏休み



まだ時間はあるからと
今度は相葉さんと俺が、大浴場に向かった


さすがに大浴場では、他にも人はたくさんいるから
相葉さんもおとなしく入ってて


俺ものんびりと温泉を楽しむ事が出来た


脱衣所で
たまたま誰もいなくなってしまった時に
…引き寄せられてキスはされたけど


「浴衣…色っぽいね」
なんて囁かれて
…耳を舐められたけど


襲われるよりは遥かにマシだった




「はい」

風呂上がり、相葉さんが冷えたコーヒー牛乳を手渡してくれた

「ありがと」
既に瓶の上の紙の蓋は外してある


こういうのを自然に出来ちゃうのが
相葉さんの優しいとこなんだよね



「あー…旨い」
一気に飲み干して、思わず上を向く

相葉さんがそれを見て嬉しそうに笑っていて



「ごちそうさま」
俺が言ったら
自然に相葉さんが瓶を受け取って
当たり前にそれを空瓶入れに持って行ってくれた



タオルを首に巻いて暖簾から出ると
ひんやりした空調が体を包みこむ



「これが、気持ちいいよね」
相葉さんが振り向いてニカッと笑う


「うん」
俺もその笑顔につられて
…ニカッと笑い返した

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