
Perfect Romance
第13章 アブナイ夏休み
暫くして
「智ーっ二宮も!…ソフトクリーム食べない?」
翔ちゃんがうさぎと飽きずに戯れる二人を呼んだ
「いいねぇ!」
大ちゃんがにかっとしてこっちを振り向くと
かずの手を取って小走りで戻ってきた
当たり前みたいに繋がれた手
戻ってきたかずの手を、思わず大ちゃんから奪うように取ると
大ちゃんは俺を見て面白そうに笑った
…あれ?
そう言えば
大ちゃんはこの裏の目的って知ってるのかな
…後で翔ちゃんに聞いてみよ
「ほらー!持てないから取りにきてよ!」
翔ちゃんが売店から叫んだ
俺たち三人は、急いで翔ちゃんの許へ向かう
「ソフトクリームなんて何年振りだろ」
かずが目を細めて、クリームを舐める
うわ!
ヤバイ。かず…それ、エロい
下からペロンなんて、舐めて
尖った先を咥えた後に、唇に残る白いクリームは
俺の危険な妄想を駆り立てた
「美味しい?」
ニヤニヤしながらかずを見ると
「ん。美味しい…って、相葉さん?」
笑顔で振り向いたかずの顔が
瞬く間に引きつって行った
