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「くぅぅ…っああっ」

「キツ…っ」
眉をしかめながら
腰を進める相葉さんも、耐えるように呻いている

押し戻そうとする内壁に逆らいながら
捩じりこむ苦しさに

自分の呼吸がままならなくなってくる


「かず…息、吐いて。力抜いて…」

「できな…っ」
したくても、苦しくて、キツくて体が言うことを聞かない

首を振る事さえも辛くなってくる


そんな俺を見た相葉さんは
すっかり萎えてしまっている俺自身を
いきなり握り込むと
一気に扱き上げてきた

「あん…っああっ…や…！」
突然の刺激に力が抜ける

それを見計らったように
相葉さんは一気に根元まで、自分自身を埋め切ってしまった。


「かず…全部入った…」
耳許で、荒い息をしながら囁く

「入っ…たの？」

「うん。…痛くない？」

「痛くは…ない。キツい…」

相葉さんが、ギュッと俺を抱き締める
ドキドキした心臓の鼓動が伝わってきて

俺も、背中に回した手に力を込めた

「…ひとつに、なれたね」

「相葉さん…」

「嬉しい、凄く。…愛してる、かず」
相葉さんの紡ぐ言葉が嬉しくて

…ひとつになれた実感が湧いてきて

「うん…」

また、涙が溢れてきた