
POISON TEACHER
第39章 衝突して壊れる友情なんか本当の親友じゃねえ!!
『あなた達っ、
そこで何してるのっ!!』
カコン………
カコン………
楠木は厳しい口調で
五人に近づいていった!
『今朝いったはずよ
今日からテスト週間に入るって……』
『私達は文化祭のために
少しでも早く練習して……』
『練習っ?』
楠木は険しい顔つきで
上から目線で答えた
『現実を考えたらどうなの!?
好きなことやって
それで上手く行くほど
世の中は甘くないのよっ!!
そうやって競走から外れると
社会から切り捨てられるわよっ!!』
…………………!!!!!
『確かに先生の言う通りだけど
俺たちは文化祭の為に
練習をしてるんだっ!!』
『それが甘いって言ってるのよっ!!』
五人は動揺を隠せず
反抗しようにも反抗できなかった
『競争はほんのわずかな遅れで
他の人たちに置いてきぼりにされちゃうのよ
そしたら
あなた達の将来は無いも同然だわっ!!』
くっ……、
『わかったら
早くここから出ていきなさいっ!!
もう一度ここで練習したら
退学になっても知らないからねっ!!』
『『……………………!!!!!!』』
あゆみ、タカシ、カナ、理恵、英太は
楠木を睨みながら
外へ出ていった。
