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彼女と妹

第13章 綾子と先生(その4)


一馬さんは車を降りると助手席のドアを開き、私を抱っこした。


「あん…」


「連れて行ってあげるよ」


う、嬉しいけど


恥ずかしい…


「だ、大丈夫です、あたし…」


一馬さんの笑顔に真っ赤な顔で答える。


「ふっ、かわいい…」


「…降ろして、…ください…」

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