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彼女と妹

第13章 綾子と先生(その4)


「は、離して…くださ…い…」


一生懸命手を外に出そうともがく。


「ほら、いつもこんなふに、こんなふうにしてるんだろ?」


一馬さんの指が私の指を無理矢理動かす。


掌全体でクリにぐいぐい押し付けられる。


「お、お願い…します…はな…して」


恥ずかしい

目の前で

一馬さんが

私の顔を

じっと見下ろしてる。

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