
催眠術 SO & AN
第33章 催眠術なんて信じてないけど10 潤
10-2
RRRRRRR♪
その時、着信音が俺の集中を切らした
チェッ、ニノだ
メンドクサイ奴からかかって来たもんだ
シカトすると後が煩いから、と
しぶしぶ電話に出ると
「ヤッホー、ハートブレイクほやほやのアナタ、寂しい夜を過ごしていませんか?」
「誰がハートブレイクだよ、てか、何か用?」
「んふふ・・今こそ 催眠術師のご用命ドキじゃないかなーって思って」
「はぁ?何言ってんだ?そんなのいらねーよ」
「まぁまぁ、そう言わず。今なら出血大サービス、無料でかけてあげちゃうよ?」
「いらねーって」
「あら残念。じゃあね」
「あ、あぁ・・おやすみ」
