
+* ゚ ゜゚ *Classmates* ゚ ゜゚ *+
第33章 助っ人
「この間,黒田さんにも確認したんだ。」
「ごめんね…あたしが余計なこと言ったばかりに…。」
あたしが出会った時の空はとても疲れていた。だからつい言ってしまった。
「違う。お前のせいじゃない。俺もずっと違和感を感じてた。疲れてるから考えるのを放棄してたんだ。」
空はあたしの眼をじっと見て言った。
「ありがと…な。俺はあの一言で救われた気がしたんだ。」
空にお礼を言われる日が来るなんて何だか恥ずかしかった。あたしは空が手に持っていた焼きそばパンを齧った。
「あっ!おま…。」
どんな形でもいいけれど、空にはユウヤとして歌い続けて欲しいとあたしは思った。
「良いじゃん。いっつも売り切れてるんだもん。一口ぐらいくれたってっ!」
…息切れしちゃったら休めば良いよ。
「それ一口じゃねーぞ!!」
「だって空がずっと食べないのがいけないんだよ。」
「お前…買って返せっ!」
「判った。買って返すからそれ頂戴。」
「嫌だね。」
そうだいつもの空はこんな感じ。落ち込んでいる空は似合わない。
「あたしじゃ空の相談相手にはなれないんだよね。」
でもどうやって励ましたら良いのかも分からない。ただ出来ることは傍にいることだけ。
「まぁな。」
…やっぱり。そうだよね。
空は隣でにやにやしていた。
「ちょっと何よ?」
「いつもなら、ひっどーいとかって言うのにいわねーから。」
「なんかやっぱり空は大人で、違う世界の人なんだね。」
あたしはちょっと寂しくなった。
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「ごめんね…あたしが余計なこと言ったばかりに…。」
あたしが出会った時の空はとても疲れていた。だからつい言ってしまった。
「違う。お前のせいじゃない。俺もずっと違和感を感じてた。疲れてるから考えるのを放棄してたんだ。」
空はあたしの眼をじっと見て言った。
「ありがと…な。俺はあの一言で救われた気がしたんだ。」
空にお礼を言われる日が来るなんて何だか恥ずかしかった。あたしは空が手に持っていた焼きそばパンを齧った。
「あっ!おま…。」
どんな形でもいいけれど、空にはユウヤとして歌い続けて欲しいとあたしは思った。
「良いじゃん。いっつも売り切れてるんだもん。一口ぐらいくれたってっ!」
…息切れしちゃったら休めば良いよ。
「それ一口じゃねーぞ!!」
「だって空がずっと食べないのがいけないんだよ。」
「お前…買って返せっ!」
「判った。買って返すからそれ頂戴。」
「嫌だね。」
そうだいつもの空はこんな感じ。落ち込んでいる空は似合わない。
「あたしじゃ空の相談相手にはなれないんだよね。」
でもどうやって励ましたら良いのかも分からない。ただ出来ることは傍にいることだけ。
「まぁな。」
…やっぱり。そうだよね。
空は隣でにやにやしていた。
「ちょっと何よ?」
「いつもなら、ひっどーいとかって言うのにいわねーから。」
「なんかやっぱり空は大人で、違う世界の人なんだね。」
あたしはちょっと寂しくなった。
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