
となりのアイツ AN
第108章 卒業、そして となりのアイツ5 かずくん
5-2
幸いなことに 結構酔っぱらってる事が
羞恥心をどこか隅っこの方へ追いやってくれるみたいで
まーくんがジェルを手に取るのを見て
俺は 少しでもまーくんの助けになるように
両方の膝を立て 少しずつ脚を開いてみた
とは言っても 冷静だからそんな事を出来るわけじゃ無く
寧ろ緊張MAX
脚はがくがくぶるぶるするし 何だか息も上手く出来ないのが
カッコ悪いったらありゃしない
だけど、
自分でも笑っちゃう程ぎこちない動きで
ド緊張がモロバレだとしても
まーくんに俺の気持ちがまっすぐ伝わるように
出来る事は何でもするつもりなんだ
