
となりのアイツ AN
第107章 卒業、そして となりのアイツ4 まーくん
かずくんが良いなら
勿論俺の方に異論はない
二人でベッドに腰掛けながら かずくんにそっと口づけ
そのまま ゆっくりとベッドに押し倒した
俺を見上げる茶色の瞳の中に
期待と不安が揺らめいてるのが見えるようだよ
「かずくん・・・好きだよ」
「俺も・・」
勿論 ものすごく緊張はしてるし
心臓はドキドキ煩く鳴りっぱなしなんだけど
不思議と 前回上手く行かなかった事を思い出して
必要以上に固くなる、みたいなことにはならなかった
そうだ
俺とかずくんは今日結ばれるんだ
時が満ちたんだ、という確信めいた想いが湧いて
俺は かずくんの頬をそっと撫でながら
ゆっくりと 唇を重ねる
