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となりのアイツ AN

第102章 好きなのに5 かずくん



「かずく・・」
「ご馳走様。帰るわ」

「あ・・うん」
「・・・何?」

「・・・・・・ううん、・・・おやすみ」
「・・・・・・」


溜息が出そうになるのを飲みこんで
俺が立ち上がるのと
まーくんが何か言おうとしたのが同時だった


何?
今 何を言おうとしたの? 

そう訊きたかったけど 
聞くのが怖い俺に
まーくんも 何も言ってくれないままだ






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