
となりのアイツ AN
第102章 好きなのに5 かずくん
≪ 何かね、父ちゃんの知り合いの不動産関係の人に
俺の話をしたら 良いとこあるよ、みたいに言われたんだって。
で、見せて貰ったらホントに良いの!速攻契約まで済ませて来たよ ≫
次の日マンションの前でピースしてる写真と
まーくんお気に入りのキャラが大喜びしてるスタンプが届いて
よかったぁ・・・と 俺も心底安心した
「一時はどうしようって思ったけど
やっぱ 神様って居るんだねぇ」
なんて、
満面の笑みでまーくんが帰って来たのは
もう卒業式の数日前
「かずくん、俺 今なら大吉出るかも!」
「引いてみたら?おみくじ」
「・・・・・・やっぱやめとく・・・」
「そうだな」
「だよねぇ・・あはは・・」
なんて 浮かれまくるまーくんに
俺の気分もかなり上がった
