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となりのアイツ AN

第100章 好きなのに3 かずくん



頭の中が真っ白になって
もう何も考えられない


「・・・・・・」

黙って立ち上がり歩き出す


「かずくん・・・」
「・・・・・・」


元気のない足音が 少し後からついて来るのはわかってたけど
俺は振り向きもせず
まーくんもそれ以上俺に声をかけることなく

俺達は 無言で駅までの道のりを歩き
無言で電車に乗って、


「・・・・・・」
「・・・・・・」


お互いの部屋のドアの前で 少し躊躇したものの
とうとう無言のまま それぞれの部屋へと別れた






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