テキストサイズ

となりのアイツ AN

第100章 好きなのに3 かずくん



俺はバカだ


言えば言う程 まーくんを傷つけるのはわかってんのに

刃むき出しの言葉は 自分自身にも
跳ね返ってくる事もわかってんのに

一度溢れだした気持ちは簡単には止められない

まーくんが何も言ってくれない事も
荒ぶる気持ちに拍車をかける


「・・・黙ってないで何か言えよ」
「・・・・・・ごめん・・・」


ぽつんとひとことだけの謝罪

“ そんなこと無い ”って言う釈明の言葉は続かない


まーくん、つまりそれって肯定してんの?

まーくんにとって俺と付き合う事は
不埒な悪い事で
もう俺の事なんてどうでもよくなって
千葉に行く事にしたのか?





ストーリーメニュー

TOPTOPへ