
となりのアイツ AN
第100章 好きなのに3 かずくん
3-2
「かずくん・・・」
「ん?」
「かずくんはさ・・・」
「・・何だよ」
「俺と付き合ってる事・・・後悔してない?」
思ってもみない言葉を聞いて
ガバッと起き上がってまーくんを見つめると
「ほら・・俺って みんなと比べて良いとこないじゃん?
頭もよくないし行動力もないし、お金持ちでもイケメンでもないし・・・」
「・・・何言ってんだよ・・・」
「不器用だから 大ちゃんみたいに 手作りのプレゼントを贈る事も出来ないし」
「何言ってんだよ!何で他のヤツと比べたりするんだよ」
「だって・・・」
「誰かに・・・何か言われたの?」
「そうじゃ無いけど」
「じゃあ何で・・・」
