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第1章 SO~小人×一般人~進撃の小人編~



翔「こんな俺じゃ、惜しい...?」


離した身体をそっと近付けて翔は言う。


智「へ?」

翔「言ってたでしょ。惜しいなって...」

智「あ~...」


言ったか。


智「てか翔くん、裸だよ? 俺もだけど」

翔「俺が戻らないと出来ない事って、なんだと思う...?」


俺の話を全く聞いていない。
まあ、俺も翔の質問をスルーしたから言えないんだけど。


翔「見上げながら思ってたけど、やっぱり貴方の方が可愛いよ」


目がとろんとしてる。
心なしか充血もしているようだ。


智「翔くん、目がやばいよ...」

翔「俺の目、どうなってる?」

智「なんかちょっと、おかしい...」


まだ濡れている俺の髪から雫が伝う。
その俺の濡れた頬を、翔は拭う様に撫でた。


智「しょ、翔くん」

翔「自分から、貴方に触れたかったんだよ...」


服を着ていない事も忘れて、また俺を抱き締めるんだ。


智「あ、当たってるよ...」

翔「智くんのせいだよ」


小さい時とは全然違う。
小さい時は自分で何も出来なくて、俺が世話を焼いてやった。
だから翔は俺のするままに行動してたのに。


翔「いい香りがする...」


大きくなった翔は、俺の思う様には動かない。
勝手に考え、勝手に行動するんだ。


智「翔くんと同じシャンプーだよ」


俺の首に顔を埋めて、クンクンと匂いを嗅いでる。


智「ちょ、翔」


首から離したその顔が凄く色っぽくて、俺は少し動揺したんだ。


智「...っ、いて...」


ゴチャゴチャの部屋だ。
動揺した俺は少し後ずさった。
すると何か硬い物を踏んでバランスを崩した。


智「どしたの翔くん...。顔が、エロい...」


こっちが恥ずかしくなる程の表情を見せる。


その妖艶な眼差しに目を逸らせなくて、バランスを崩した俺はベッドに倒れ込んでしまったんだ。






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