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第15章 真相

 ルキアは一呼吸置いて、ボディーガード達に言った。


「シェルター1に行って、広海の確認だけしてきて。その後は警察に任せましょう。そちらの刑事さんお願いできるかしら?」


 桃太郎とももっちは共に『ヤバい』と、心の中で思った。二人は偽物だが、お互いに本物だと思い込んでいた。


「まあ、この二人は今回はプライベートなので、警察に調べてもらっても大丈夫でしょう。るかさん安心して下さい、まあ、裁判とかややこしいことはあるでしょうけど、VTRと現場検証に任せましょうよ」と、松は言う。


 解放されたるかが、松に近寄った。


「ありがとう〜、助かった」


「大丈夫ですか? あのお嬢さんはなんでも思い付きでやっちゃうから大変なんですよ。さて、ちょっとお仕置きもかねて、仕上げいきましょうか!!」


「てか、松って何者なの?」


「まあ、本当はここで雇われてるようなもんです。でも、今回はあのお嬢さんの無茶振りでこうなってます」



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