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第15章 真相

「そう、そこの大きい方の言う通り。彼は男性にしか興味が無いんです。そうでなければ、最初に運んできた全裸のまりんさんに何かするでしょう」


「待ってよ……でも、私がお尻を触られて蹴ったんでしょ……あ……」


 るかはそう言って何かに気がついた。


「あいつ、私を男と思って……なんか腹立つ」


「そう、広海さんはかわいい男の子が好きなんです。だから、ボーイッシュな雰囲気のある、るかさんを男子だと思って触ったんです」


「待って!! 広海が男好きだって証拠はあるの?」と、ルキアは目を細めて言った。


 すると、ケンちゃんがルキアの前に出た。


「あの、お嬢様。それは間違いございません。あいつの部屋には女の写真は1枚もありません。だから、僕もムエちゃんもゲームで負けて何度も掘られて……」


「リアルな話はやめなさい!! 刑事さん、いいわ。話を続けて。真相が聞きたいの」




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