
Liar Game 〜1×5〜
第12章 悪魔VS悪魔
〜櫻井side〜
二宮「んふふっ、翔ちゃ〜ん♪」
櫻井「ったく…ベロベロだな…」
二宮「あはは〜♪」
櫻井「ハァ……」
タクシー捕まえて帰らせるのも面倒だし、泊めるか。
櫻井「ほら、泊めてやるから水飲め。」
二宮「んにゃあ…」
ゴクゴクゴク…
二宮「ぷはぁ〜!」
櫻井「まったく…」
ここまで酔い潰れるとは思わなかった。
しかも俺の前で無防備な姿さらけ出して…
二宮「ねぇ翔ちゃん…」
櫻井「なに?」
二宮「潤くんのあれ…翔ちゃんの仕業でしょ?」
櫻井「えっ?」
二宮「スキャンダル!本当は彼女と別れたいから潤くん利用したんじゃないの?」
櫻井「ハァ…あのね、幾ら何でもそんなことしねぇよ。」
二宮「本当に〜?」
櫻井「彼女と松潤が会ったのは偶然だし、仮に俺が関与してたとしてもどうやって2人をくっつけさせるの?」
二宮「んふふ〜♪」
櫻井「ハァ…ほら、ベッド貸してやるから寝ろ。」
二宮「はぁ〜い!」
ぼふっ
二宮「ん〜……」
櫻井「ふぅ……」
寝顔を見ると可愛いんだけどな…
櫻井「……。」
二宮和也。
やっぱり只者じゃない。
櫻井「さてと、俺も風呂入って寝ようかな…」
念の為にスマホと手帳を袋の中に入れ、風呂場に持ち込んだ。
