
Liar Game 〜1×5〜
第12章 悪魔VS悪魔
〜聖輝side〜
松本さんが連れて来てくれたお店は小さくて小洒落たお店だった。
聖輝「おぉ…素敵なお店ですね。」
松本「本当だね、お客さんも正装だしね。」
聖輝「わぁ…僕…普通の格好で来ちゃった…」
松本「ふふっ、俺も普通だから大丈夫だよ。」
聖輝「そんなことないですよ!すごくオシャレですよ!」
松本「そう?ありがとう。」
前から思ってたけど、松本さんってオシャレだよなぁ…
「いらっしゃいませ。」
松本「こんばんわ。」
「すごい組み合わせですね。」
松本「えぇ、彼のオーラがすごすぎて。」
聖輝「なっ?!ちっ違いますよ!松本さんの方がオーラありますから…」
「ふふっ、どっちも同じくらいオーラがありますよ。」
松本「ははっ、そういうことにしておこっか。」
聖輝「はっはい!」
「ドリンクは何になさいますか?」
松本「俺はジンジャーエールにしようかなって思ってるんだけど…涼野くんどうする?」
聖輝「えっと…じゃあ僕もそれで…」
「かしこまりました。コースの方はお任せでよろしかったですか?」
松本「はい、お願いします。」
「かしこまりました。」
聖輝「…すごく綺麗ですね…夜景…」
松本「外にいると見えないもんね。」
聖輝「はい…」
本当に綺麗な夜景…
神戸にいる時よりも綺麗……
「失礼します、ジンジャーエールです。」
松本「ありがとうございます。」
聖輝「ありがとうございます。」
松本「じゃあ、乾杯しよっか。」
聖輝「はい。」
「「乾杯。」」
チンッ
こうして、僕のドキドキディナータイムが始まった。
