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Liar Game 〜1×5〜

第12章 悪魔VS悪魔



聖輝「ふぅ…緊張するなぁ…」


光樹「何が?」


聖輝「ひゃあっ?!びっくりしたぁ…」


光樹「ひゃあって…あははっ!」


聖輝「もぉーっ!!」


光樹「で?何が緊張するん?」


聖輝「あのね、今日松本さんと会う約束してるの。」


光樹「あぁ…それで緊張してたわけね。」


聖輝「うん…松本さんカッコいいから…そばにいるだけでめちゃくちゃ緊張するんだよね…」


光樹「大丈夫やろ!そのうち慣れるって。」


聖輝「ゔぅっ…慣れたらいいけど…」


〜♪♪


聖輝「あっ、松本さんからだ。」


松本『今日19時半頃に上野駅待ち合わせでいい?』


聖輝『分かりました!』


聖輝「19時半かぁ…髪の毛セットして、綺麗なお洋服着替えて…それから…」


光樹「おいおい!初めて会うわけちゃうねんから…」


聖輝「だって松本さんだよ?!あの国民的アイドルの松本さんの前でオシャレしないわけにはいかないでしょ?」


光樹「随分いい褒めようやな…」


聖輝「家に帰ったらボディクリームも塗らなきゃ…あっ!メイクもしなきゃ!」


光樹「お前は女子か?!」


聖輝「だって松本さんと会うんだもん…」


光樹「この間も言ったけど、ありのままの姿でええねんって!」


聖輝「ありのまま…?」


光樹「そう、ありのまま。」


聖輝「ありのまま…」


光樹「変にカッコつけると失敗した時恥ずいからな。」


聖輝「…そうだね、このままでいっか!」


光樹「そうそう、それが1番!」


聖輝「あっ、せめて髪の毛だけでも…」


光樹「結局いじるのかよ?!」

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