
嵐しょーせつ。Part2
第17章 ヒカリ
一緒に暮らし始めてから3年。
俺らは28歳で、今も、
雅「かずー。行ってくるね〜〜」
『うん、いってらっしゃい笑』
俺は、雅紀の稼ぎで生活を切り盛りしていた
雅紀は部署が変わって給料が上がったみたい。
俺は相変わらず智と一緒にお店やっていて、給料はあまり高くない。
でも、
雅「俺が稼ぐから。大丈夫。かずは心配すんな。」
『うん、ありがとう』
そして、今日は俺の誕生日。
雅紀と付き合い始めて2回目の誕生日。
《今日、夜7時に嵐山ホテルでね。》
なんか、今日お祝いしてくれるみたいで、、、
ホテルでご飯食べる。
きちんとした服を着てホテルに向かった。
雅「かずー!」
俺の名前を呼ぶ声がして、、
俺は愛しいその人のところへ走って抱きついた。
これが今では当たり前。
言葉を話せない俺は名前を呼ぶことをできない。
雅紀はそれを受け止め、優しく抱きしめてくれた。
そして、ご飯を食べながら、、、たわいもない話をして、、、
雅「ちょっと待っててね?」
俺は頷くことしかできなかったけど、、、
何かあるんかな??
すると、暗くなった。
、、、、え。
雅「かずっ!」
暗くなったせいか雅紀の呼ぶ声しか聞こえない。
、、、どこ?どこにいるの?
すると、また明るくなって、、、
目の前には、、、雅紀が膝をついて、、、
雅「かず、、、俺と結婚してくれませんか?」
、、、、え。
嘘でしょ、、、
