テキストサイズ

異彩ノ雫

第281章  三ノ月 Ⅲ ②




春の空は
ほがらかなのに
どこかしら
澄んだ青にはなりきれなくて
いつもなくし物を気にかけているみたい


私もそんな気分よ
もう ずっと…


冬の方がよかった、
わけではないのだけれど
慣れていないのでしょうね
いろいろなことに


そう
哀しいことや 寂しいことにも…







【モノローグ】


ストーリーメニュー

TOPTOPへ