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異彩ノ雫

第279章  三ノ月 Ⅲ




蒼天からそそぐ光が

伸ばした華奢な両の手に

つつまれる



傍らにつま先立つぬくもりを

広げた両の腕に

つつむ



ふたり

春に、いだかれる







【陽光】


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