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異彩ノ雫

第277章  恋文 (四十二)




渡しそびれた指輪を

あれからずっと持ち歩いているよ


君が

いつ帰ってきてもいいように


いや

今すぐにでも飛んでゆき

君の指にはめたい気持ちのまま…



肌を灼く太陽の下

元気でいるだろうか



愛しい人…







(了)


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