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異彩ノ雫

第269章  一ノ月 Ⅲ ③




月明かりと紛う杯に

静かに満たすは旨し酒

とろりと揺れて うつつをはらう



飲むほどに

浮かぶ幻は色を増し

今宵ひと夜

愛しき影の夢に酔う







【酔夢】


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