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異彩ノ雫

第265章  一ノ月 Ⅲ




あなたと夢で会えたなら
私は何を話しましょうか


花瓶にいけた百合の花が
すべて綺麗に咲いたこと

パンを食べに舞い降りる
雀のまるい愛らしさ

昨夜見上げたオリオンの
ひときわ染み入る冷たい光



でも
きっと
何も話せず
あなたを見つめるばかりでしょう…







【初夢】


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