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異彩ノ雫

第262章  十二ノ月 Ⅲ ②




君待つ街角に雨が降る



しのぐ軒先は小さな花屋

ウインドゥ越しの華やぎに

出会いの時をひそりと思う



あの日もそういえば雨だった…



なにともなく楽しい心持ちに

降りかかる銀の雫も あたたかい







【待ち合わせ】



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