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異彩ノ雫

第250章  十ノ月 Ⅲ ③




秋の夜は
あなたとの楽しいお喋り

私は窓際で
ココアのカップを両手で包み
あなたはベランダで
きっと
スコッチを満たしたグラスを片手に…


同じ空の下
他愛のない話をぽつり ぽつり
いつまでも


微笑むような
月明かりに抱かれながら…







【秋夜(しゅうや)】


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