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異彩ノ雫

第248章  十ノ月 Ⅲ ②




ドアを開ければ

少女の頃の憧れに灯がともる



淡い色合いの壁紙

優雅なドレッサーにベッド

出窓にかかる花柄のカーテン


どこからか

いい香りも漂いくるような…



惹き込まれ

私はそっと

小さな猫をベッドに眠らせる







【doll house】


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