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異彩ノ雫

第246章  十ノ月 Ⅲ




昨日まで

知らない同士のふたり…



降りやまぬ雨が

隣り合わせの椅子へと誘い

はらう雫が

めぐり会いの口火をきる



ぽつりぽつり

雨だれのように言葉をかわせば

やがて

大切な一言へ続く兆しを思わせて…







【きざし】


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