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第3章 恋しくて

二宮さんのマンションへ着いた。

開けてくれるのかな。
インターホンを押して待つ。

出ない。
寝てるんだろうか。

メールか電話をしようかな、って思ってたら応答した。

「…はい。」

明らかに具合が悪そうな声に早く開けて欲しくてまくし立てる。

「開けて!」

「相葉くん?」

オートロックが開けられて中へ入りエレベーターで上がる。

玄関を開けてくれていたからすぐに、お邪魔します、と入った。

二宮さんを見るとダルそうな感じ。
持って来た物をテーブルに置いて二宮さんをベッドへ戻らせた。

「ごめんね。キツイのに起こして。」

「なんで?」

びっくりしてる二宮さんを座らせる。

「松本さんが…休んでるって言ってたから。」

「え?」

とにかく横になって貰って、キッチン勝手に触っていいか聞いた。

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