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第6章 描いた未来に〜そばにいたくて〜

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相葉くんがお風呂から上がった音が聞こえる。

ビールは冷えてるし、なんかツマミいるのかな、と思いながらテーブルの上をガサゴソ。

相葉くんの買ってきた歯ブラシが入ってるビニール袋の中身をテーブルに出してみた。

そのひとつに目が止まり思わず笑ってしまう。

……ぷっ…

「お先ー、ありがと…
あー!」

髪を拭きながらリビングにきた相葉くんはすぐに“ソレ”に恥ずかしいという反応を示した。

歯ブラシやパンと一緒に出てきた、

“ソレ”

ベビーオイル

俺は自分のカバンを掴んで中にあったモノを取り出し、その横へ並べた。

全く同じ“ソレ”

ベビーオイル

「あはは!」

顔をくしゃくしゃにして相葉くんは笑い出した。

そして俺の腕を掴んで抱きしめた。

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