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花音学園腐男子恋愛日常-前編-

第4章 ~不満爆発~

「違うよ
階段から落ちたところを、たまたま通りかかった上級生の人達に、連れて行ってもらったんだよ」

歩がそう言っても、2人はまだ疑念が消えてないみたいだ。

「なあ、歩
正直に答えてよ」

「梶のことを庇って、嘘の理由を言ってるんじゃないのか?」

「本当に、階段から踏み外したんだよ
信じてほしいのに…。」

2人に信じて貰えず、落ち込みだす歩。

「あっ、いやっ…そういうわけじゃ…。」

「歩、わりぃ…。
信じるから、落ち込むなよ」

綺羅と鈴村は、俺をチラッと睨んでから自分達の席に戻った。

内心では、まだ納得してないんだろうな。

さらにその後、3時間目と4時間目の授業が終わり、昼休みがやってくる。

◇花音学園・屋上◇

「なぁ、アイツ大丈夫だったの?」

「頭から血流してたけど」

昼休み、俺は蛍と聡と一緒に屋上で昼飯を食べている。

今日は元々、歩は綺羅と鈴村と3人で食堂で食べる約束をしてたから。

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